「見積もり依頼の段階で営業マンから、『人の健康を害さない薬剤を使う』と聞いていたので安心でした。実際に駆除にあたった作業員さんたちはきびきびと働き、家の中も丁寧に養生していただきました。
シロアリ駆除業界はブラックと聞いていましたが、ここは追加料金もなく、安心して任せられる業者です。」
インターネットで「シロアリ駆除、口コミ」で検索すると、上記のような誉め言葉が山のように出てきます。
ネットでシロアリ駆除業者の情報を集めることは大切ですが、口コミ情報には注意してください。特に、良いことが書かれてあればあるほど、警戒しなければなりません。
ネットの口コミには「自作自演」という悪意ある手法があるからです。シロアリ駆除業者選びは、ネットに踊らされないようにしてください。
ネットの口コミは嘘の口コミ?
シロアリ駆除業者に関するネットの口コミがすべて嘘というわけではありませんが、嘘が少なくないのは事実です。
これはシロアリ駆除業界のせいというより、ネット自体の欠点でもあるのです。
そもそも本当の口コミとは
口コミの語源は「口頭によるコミュニケーション」です。口コミが注目されているのは、「ある人が自然な気持ちで損得勘定なく良い情報を伝えたとき、それはとても信頼できる」という性質を持っているからです。
一方、テレビや新聞といったマスコミの情報は、広告主への配慮という事情が加わるので、正確さが薄まってしまいます。
なぜネットの口コミを信じてはいけないのか
ネットの口コミも、広告と縁がなかったころは信頼性が高いものでした。ところが次第に「ネットの口コミは広告に使える」「ネットの口コミでマーケティングをしよう」という発想が生まれビジネスに組み込まれていきました。
現代のネットの口コミは「純度100%口コミではない」といえるのです。
そして「自作自演」や「ステマ」が生まれました。
自作自演とは、企業の社員が一般消費者になりすまし、自社製品に関する良い情報を流すことです。ステマとは、ステルスマーケティングの略で、まったく広告ではないふうを装ってさりげなく商品をPRする手法です。ステマでは、最後までPRしていることを知らせません。大手企業もステマを使ったことがあり、それが発覚したときは「詐欺同然」と非難されました。
自作自演もステマも、ネットなら簡単に行えるのです。
ちなみに、この記事の冒頭の「見積もり依頼の段階で営業マンから…」で始まる口コミ文章は、筆者が創作したものです。褒め文章をつくることはとても簡単です。
信頼できるネットの口コミとは
ただ、信頼できるネットの口コミもあります。それは次のような特徴があります。
- 実際に体験した人にしか言い表せられないような情報が盛り込まれている
- 褒めすぎていない
- 批判しすぎていない
- 大げさな言葉を使っていない
- 文章がしっかりしている
しかしこのような条件をクリアした文章は退屈で、ネットではあまり拡散しません。消費者はますます正しい情報を得にくくなっているのです。
シロアリ駆除業者のネットの口コミはこんな感じ
では、シロアリ駆除業者に関するネットの口コミは、どのようなものがあるのでしょうか。
実際にネットに投稿されていた3つの口コミを紹介します。
●投稿A
「感じよく親切丁寧に説明してくださり、こちらのニーズに合った対応をしてくださいました。とても安価に、とても気持ちの良い方々で助かりました。シロアリ駆除をまたお願いしたい!とは言いたくありませんが、自信をもってお勧めできる業者さんです。」
●投稿B
「田舎に住んでます。ド田舎です。そんな田舎にシロアリが発生してしまったので、業者の方はちゃんと来てくれるのだろうかと思いましたが、ちゃんと来てくれたので良かったと思います。対応も丁寧でしたし、言うことありませんでした。」
●投稿C
「シロアリに家を食われてしまい、業者さんに駆除を依頼しました。非常に不安な気持ちになりましが、業者さんの優しい言葉に安心させてもらい、非常にうれしく思います。」
ここでは伏せましたが、実際の投稿文では、ABCとも特定の業者名を挙げて褒めていました。
口コミ文章を売る人と買う人がいる
この3つの文章が本当の体験談なのか嘘の口コミなのかは不明ですが、しかし、
- エピソードにリアリティが感じられない
- 褒め方が稚拙
といった印象を受けます。
嘘ではないかもしれませんが、この手の文章を、業者を選ぶときの参考にしないほうが無難でしょう。
というのもネット社会では、口コミ文章の作成を依頼する業者と、口コミ文章をつくって売る人が存在するのです。
ではどうやってシロアリ駆除業者を選んだらいいのか
ネットの口コミ情報を全面的に否定しているわけではありません。シロアリ駆除業者を選ぶときに、ネットで口コミを調べることは「第一歩」として間違っていません。
重要なのは「真に受けない」ことです。
そして、ネットの口コミ以外の情報を入手することが大切です。
ホームページは意外に信用できる
シロアリ駆除業者の選考でおすすめしたいのは、業者の自社ホームページです。
このようにいうと「ホームページもネット情報ではないか。ネット情報は信用できないのではないか」という疑問がわくかと思います。自社ホームページこそ自由自在に書くことができるので、都合の良いことだけを掲載することもできます。
しかし、自社ホームページは意外に嘘をつけないのです。しっかりした業者は、大抵しっかりしたホームページを持っています。
しっかりしているシロアリ駆除業者のホームページの特徴は次の通りです。
- シロアリの生態や駆除情報などの説明が詳しい
- 使用薬剤の説明が書かれてある
- 料金表が詳細に書かれてある
- 「駆除の失敗することもある」といったデメリットもしっかり記述してある
- 保証制度を設けていて、それをしっかりPRしている
- 会社概要が掲載されていて、社長名、会社設立日、住所、電話番号が明示されている
- フリーダイヤルが設定されている
- メール機能での問い合わせができる
上記の内容はホームページづくりの基本なので、優良業者は必ずといっていいほどこれをクリアできています。
ただ、当然のことながら悪徳業者も立派なホームページをつくっている可能性もあります。
そこでシロアリ駆除を検討している方は、もうひと手間加えてください。
電話をしてみよう
良い印象を持ったホームページの業者に、実際に電話をしてみてください。良い業者は、電話対応もしっかりしています。
電話のかけ方のコツは、次の通りです。
- 電話の冒頭で「まだ駆除を頼むかどうか決めていないのですが、様子が分からないので、基本的なことを聞きたくて電話しました」と言う
- 一般的な質問をする。「シロアリ駆除の薬剤は人体に影響がないのか」「シロアリ被害の前兆はどういったものか」「料金は高いのか」など。
- お礼を言って電話を切る
- 名前と電話番号を聞かれたら、「次回お電話するときにお伝えしますが、今回はかんべんしてください」と丁重にお断りする
これだけで、業者の様子がよく分かります。
最初に電話を出た人がすらすらと質問に回答したら、社員教育がしっかりしている会社である可能性があります。
また、名前や電話番号を明かすことを断ったときに「また分からないことがあったらお気軽にお電話ください」と返してきたりしたら、優良業者の可能性が高いでしょう。
逆に、最初に電話に出た人が質問にまったく答えられない場合、会社の力量が疑われます。また、しつこく名前と電話番号を聞かれた場合、実際に営業マンと会ったらさらにしつこくされる可能性があります。
まとめ~ネット情報は「参考程度に」が原則
ネット情報のネガティブな面を強調して解説しましたが、ネット情報にはとてつもなく有益な情報も存在します。例えばシロアリ駆除の業者選びでも、ネットで熱心に情報を集めると、確実に優良業者を選ぶことができます。しかし悪徳業者は、ネットのこの性質を逆手にとって、優良情報に酷似した嘘情報を発信してくるのです。
「ネット情報は確定情報にせず、参考程度にとどめる」これがネットとの正しい付き合い方といえるでしょう。
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