あなたも、
「シロアリ駆除業者は3~4社に声をかけ、最も良い条件を出した業者に発注すべし」
と聞いたことがあると思います。
しかし、シロアリ駆除について詳しくない人は、
- どのように駆除業者と接触したらいいのか
- どのように業者を選んだらいいのか
と迷うでしょう。
そのような方は、この「シロアリ駆除業者選考マニュアル」を一読ください。
なぜ3~4社から選ばなければならないのか
このようなマニュアルが必要なのは、シロアリ駆除業界には悪徳業者と呼ばれても仕方がない企業が存在するからです。
この「シロアリ駆除業者選考マニュアル」の目的は、悪徳業者を回避して、優良業者に出会うための方法が書かれてあります。
3~4社に声をかける必要があるのは、1社と接触しただけでは、その1社が悪徳業者だった場合、費用が高く駆除効果が低い工事をされてしまうからです。
そのため3~4社に声をかけて説明を聞き、すべての業者ら見積書をもらい、最良の業者を選び出す必要があるのです。
私が利用した「白住協」という業者だったら信頼できるので、複数の業者から見積もりを取る必要は無いと思います!
業者を落とすことは失礼ではない
複数の業者から見積書をもらい、その中から1社を選ぶということは、選んだ業者以外を落とすことでもあります。
選考にもれた業者は落胆するでしょう。あなたと打ち合わせを重ね、現地調査を行い、見積書を作成した労力がすべて無駄になるので、落胆するのは当然です。
しかしあなたが、業者をふるいにかけることを失礼なことと考える必要はありません。業者は選考にもれたときのコストも含め、費用を計算しています。
あなたは、落とす業者にきちんと結果を連絡さえすれば「気にしない」という心構えでかまいません。
業者選考の手順
業者選考の手順は以下の通りです。
ステップ1:業者とコンタクトを取る
ステップ2:営業担当者と接触する
ステップ3:複数の業者から見積もりを取る
ステップ4:発注する業者を決める
ステップ5:発注することを決めた業者に連絡する
ステップ6:発注しない業者に結果を伝える
それでは1つずつ見ていきましょう。
ステップ1:業者とコンタクトを取る方法
シロアリ駆除を業者に依頼するには、業者に連絡しなければなりません。
連絡方法は次の3つがあります。
- ネットで業者を見つけてメールを送る
- ネットで見つけた業者に電話をする
- 知り合いにおすすめの業者を聞き、その業者に電話をする
ネットで業者を見つけてメールを送る
まずは、グーグルやヤフーで、「シロアリ駆除業者、都道府県名」を検索します。都道府県名は、駆除を必要とする住宅のある都道府県名にします。
「シロアリ駆除業者、都道府県名」で検索
例えばグーグルで「シロアリ駆除業者、神奈川県」で検索すると約130万件がヒットしますがすべて閲覧する必要はありません。
閲覧するのは、1ページ目と2ページ目に掲載されている業者のホームページだけで大丈夫です。
良い印象を持った5~10社にブックマーク
この中から良い印象を持った5~10社ほどのホームページにブックマークをつけていってください。または、お気に入りに登録してください。
5~10社の選考基準は次の通りです。
- ホームページのデザインの印象が良かった
- フリーダイヤルが掲載されてある
- 社長のシロアリ駆除に対する情熱が伝わってくる
- 保証が明示されてある
- シロアリ駆除の情報が豊富
メールを送る
業者のホームページによっては、メール機能が搭載されています。
ホームページの「お問い合わせ」の文字をクリックすると、入力画面が現れますので、あなたの名前、メールアドレス、電話番号、住所、お問い合わせ内容を入力します。
メールは匿名でもOK
もしこの段階では、まだ匿名にしておきたい場合、氏名欄に「匿名希望」と書いても問題ありません。住所も市町村名だけでかまいません。
ただメールアドレスだけは本物を入れておかないと、業者があなたにコンタクトできません。
お問い合わせ内容の例文
匿名でメールを送るときの文面は、以下の例文を参考にしてください。
「突然のメールを失礼いたします。
現段階は匿名、匿住所で失礼いたします。次回、連絡させていただくときは、氏名等をお伝えします。
我が家にシロアリが発生したようなので、駆除してくれる業者様を探しております。数社に同じようなメールを送っています。
取り急ぎ、メールにて大体の価格と作業の流れを教えていただきたく存じます。
我が家の1階の床面積は約○平方メートルです。
被害状況は目視できていませんが、1カ月ほど前から羽アリをみかけることが多くなりました。素人の見立てではありますが、ネットで調べたところ、シロアリの羽アリであると確信しております。
ご返信メールにご担当者様の氏名と連絡先を記載いただければ、こちらからお電話いたします。
ご検討のほど、よろしくお願いします。」
ネットで業者を見つけて電話をする
業者のホームページに良い印象を持った場合、直接電話をかけてもいいでしょう。
電話をかけるとその業者の雰囲気が分かるメリットがあります。
電話で話す内容の例
シロアリ駆除業者に電話をするときは、以下のように話してはいかがでしょうか。
「初めてお電話します。うちは一戸建てなのですが、シロアリが発生したようなので、駆除をしてくれる業者を探しています。
まだ駆除を依頼するかどうか決めていないのですが、お値段とどのように駆除をするのかといったことだけ教えていただくことはできますでしょうか。」
まだ名前を明かしたくないときの言い方
電話を受けた業者は、あなたの名前、住所、電話番号をきいてくると思いますが、もしまだ名前などを明かしたくないときは、このように言ってください。
「○○(とりあえず苗字だけ)と申します。
まだ駆除するかどうか決めていないので、とりあえず情報だけを仕入れたいと思っています。
電話番号と住所は、見積もり依頼することを決めたときにお教えします。」
もしあなたがそのように言って、業者側が不機嫌になったり、しつこく電話番号を聞いてきたら、その会社は敬遠したほうがいいでしょう。
知り合いにおすすめの業者を聞き、その業者に電話をする
もし近所にシロアリ駆除をした経験がある知り合いがいたら、話を聞いてみてください。その知り合いが業者の仕事に満足していたら、企業名を聞き、メールや電話で問い合わせてみてください。
ステップ2:営業担当者との接し方
メールや電話でリサーチした5~10社の中から、良い印象を持った3~4社を選びます。再びその3~4社に電話をかけ、営業担当者を紹介してもらってください。
すべての業者の営業担当者と面談することになります。
営業担当者を自宅に招く
営業担当者には自宅に来てもらうことになります。シロアリ駆除には被害状況を確認する事前調査が必要になるのですが、営業担当者の最初の訪問は、事前調査の前の仮調査を兼ねることになります。
営業担当者から必ず名刺をもらってください。
また3、4社に見積もり依頼をすることも伝えてください。そのことで業者間に競争意識が生まれ、適切な駆除と最安価格を提供しようとするでしょう。
営業担当者の対応を観察する
良い業者の営業担当者は必ず良い対応をします。営業担当者の所作や対応、言葉遣いは細かく観察してください。
営業担当者の観察は、以下のチェック表を参考にしてください。チェックが多くついた業者ほど良いことになります。
- 清潔な印象を持った
- 駆除方法が分かりやすかった
- 作業の流れの説明が分かりやすかった
- 薬剤の説明が詳しかった
- 費用の説明が分かりやすかった
- 住宅内を築けないようにする保護(養生)の説明があった
- 言葉遣いが丁寧だった。ため口ではなかった
- 強引に契約を迫ってくることはなかった
- 耐震補強やリフォームなど、シロアリ駆除に関係ないものを提案しなかった
事前調査の打ち合わせをする
シロアリ駆除では必ず事前調査を行いますので、日時を決めてください。他社とバッティングしないようにスケジュール調整してください。
事前調査では、作業員が床下に入ってシロアリの巣やシロアリの活動範囲、シロアリの種類などを確認します。事前調査をしなければ、業者は費用を算出できません。
事前調査の実施と見積書の作成は、料金が発生するのかどうか尋ねてください。
無料で行うと答えた業者には、もし選考にもれても事前調査費が請求されることがないか確認しておいてください。
優良業者でも事前調査費用を請求することがあるので、有料だから駄目ということはありません。ただ事前調査費の相場は数千円ですので、1万円以上要求する業者は回避したほうがいいかもしれません。
見積もり依頼をする
見積書の依頼方法は次章で詳しく解説します。
ステップ3:複数の業者から見積もりを取る方法
事前調査が終わると、見積もり依頼になります。
見積もり依頼では、見積書に次の内容を明記するようお願いしてください。
- 保証がある場合は、保証期間と保証を受けるための条件
- 単価は平方メートル表示(円/平方メートル)
- 費用は平方メートル単価だけでなく、薬剤費、作業費、交通費、養生費などの内訳が分かるようにしてもらう
- 駆除する面積(平方メートル表示)
- 駆除する場所(シロアリ被害に遭っている場所)
- 薬剤名
- 施工内容(駆除方法)
実際に見積書が出てくるのは、事前調査を行った後になります。
すべての営業担当者に「全社の見積書がそろった段階で検討させていただきます。選考結果はこちらから全社にお伝えします」と話してください。
費用はファイナルアンサーを尋ねる
見積書を受け取るとき営業担当者に、見積書の金額が最終決定額かどうか尋ねてください。このようにきいてください。
「お見積書の価格は、最終的な金額ということでよろしいでしょうか。これより値段は下がらないと理解してよろしいでしょうか。
業者様を選ばせていただく中で、費用はとても大きなポイントになるので、もしまだ値下げできる余地があれば、それをお示しいただきたいのですが、いかがでしょうか。」
営業担当者の中には「他社がもっと安い値段を出したら、知らせてほしい。それよりは値下げする」と打診する人もいますが、それを許すと収拾がつかなくなり、最終的にあなたが嫌な思いをすることになりかねません。
頼まないと決めた業者には見積もり依頼をしないほうがよい
営業担当者の対応や説明に問題があった場合、見積書を依頼しないほうがいいでしょう。事前調査の前に異変を感じたら、事前調査もしてもらわないでください。
営業担当者に面と向かって断れないときは、その営業担当者が帰ったタイミングで会社に電話をかけ断りの電話を入れてください。
ステップ4:発注する業者を決める方法
事前調査が終わり全社から見積書が届いたら、その中から発注する業者を選びます。
選考基準は、
- 良い施工内容(駆除方法)を
- 最も安い費用で提供する業者
となります。
もし駆除方法や費用で甲乙つけがたい場合、最終的には営業担当者の人柄で決めてください。
見積書は施工内容、費用、保証の有無で比較する
あなたが3~4社の営業担当者から話を聞けば、シロアリ駆除に関する知識がかなり身につきます。3~4社から事前調査の結果をもらえば、自宅の被害状況も相当正確に把握できます。
その知識を駆使して、最適かつ最小限の駆除方法を提案している業者を選んでください。
過剰な対策は、高いお金を支払うだけで意味がありません。
もし同じ駆除方法を提案する業者が複数だったら、費用が安いほうを選びます。
ただ、A社は高いけど保証あり、B社は安いけど保証なしの場合、A社を選択したほうが無難です。
営業担当者の対応も加味する
もし選考に迷ったら、あなたが優れていると感じた営業担当者の会社を選んでください。
営業担当者に対する「話しやすい、親身な感じ、誠実な感じ、気が合う、嘘をつかなそうな人」といった印象を大切にしてください。
ステップ5:発注することを決めた業者への連絡方法
発注する業者を決めたら、営業担当者に電話をして、正式契約すると伝えます。
あとは業者が段取りを説明するので、それに従って対応するだけです。
疑問がわいたら、その都度営業担当に電話をして解消していきましょう。
ステップ6:発注しない業者に結果を伝える方法
発注しないことになった業者にも、早めに電話を入れましょう。頑張ってくれた営業担当者の落胆の声を聞くことはつらいですが、結果の報告が遅れるほうが営業担当者を苦しめます。
きっぱり断ることが大切です。その際、お詫びの言葉を入れる必要はありませんが、事前調査や見積書作成の労については感謝しましょう。次のように言ってはいかがでしょうか。
「お電話したのは、別の業者様に依頼することに決めたからです。御社のご提案も悪くはなかったのですが、他社のほうが少し良い内容だったので、そちらにしました。大変恐縮ですが、ご理解のほどよろしくお願いします。」
選考過程や落選理由について聞かれても、明確に答えないほうがいいでしょう。それを伝えると、より一層食い下がってきて面倒なことになります。
「もし費用でしたら、もう少し頑張ることができます」
「上司に叱られてしまいます」
「どの業者に発注したんですか」
などと言ってきても、あなたは「申し訳ありませんが、今回はご縁がなかったということで」を繰り返したほうがいいでしょう。
まとめ~ビジネス感覚でかまいません。
「私が業者を選ぶなんて申し訳ない」と思わないでください。適正価格で優良業者に駆除を依頼するには、業者選考しかありません。シロアリ駆除業者たちもビジネスの厳しさを十分理解しているので、安心して複数業者に声をかけてください。
白住協を選んだ5つの理由をまとめました
- 価格:全国一律の分かりやすい坪単価
- 品質:30年以上の実績と熟練したスタッフ
- 対応:全国対応24時間、年中無休で親切丁寧なスタッフ
- 保証:施工後5年、薬剤メーカーと一体になった保証
- 組織:国の各種認可を受けた協同組合
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